ご挨拶
本校は、昭和29年4月1日に富山県立ろう学校高岡分校として 開校し 、昭和40年4月1 日
に、富山県立高岡ろう学校として独立しました。
平成22年4月1日に、富山県立高岡聴覚総合支援学校と校名を改称し、高等部に軽度知的障害の
ある生徒を対象とした福祉・サービス科を設置して14年目になります。
現在は、聴覚障害のある子供たち(幼稚部、小学部、中学部、高等部)と、知的障害のある子供た
ち(高等部)が一緒に学ぶ学校として、異年齢の子供たちとの交流の機会を積極的に作り、共に学び、
助け合う機会を大切にしながら教育活動を行っています。
今年度、創立60周年を迎え、令和6年10月に記念式典を挙行いたします。
60年の歩みの中で、子供たちが先輩から受け継いできた「互いの良さを認め合う心」や「思いや
りの心」をこれからも本校の伝統として大切にし、地域社会で生きる力を育むことができるように、
家庭や関係機関、地域の方々と連携をとりながら教育活動に取り組んでいきます。
今年度は、本校の校訓「明朗、誠実、敬愛」をもとに、以下の学校を目指します。
笑顔で、元気な挨拶ができる学校
自己理解を深め、良さを生かして集団の中で役割を果たし、自己有用感を育む学校
仲間を大切に、思いやりのある行動ができる学校
また、本校は、聴覚障害児教育の専門機関として「聴覚障害教育センター」を併設し、県西部にお
住いの赤ちゃんから成人までの「きこえ」や「ことば」に関する相談に応じています。関係機関との
連携を密にし、活動を進めています。「きこえ」や「ことば」の相談を随時受け付けていますので、
気になることがありましたら、どうぞご連絡ください。
令和6年4月
富山県立高岡聴覚総合支援学校
校 長 松 井 恵 里